アクセス
2026.01.09

老舗魚屋・桝新商店

秘伝のタレの話になると、にこっと笑ってお口にチャック。

そんなお茶目な一面を持つ桝谷さんが作る醤油干しは、

いまや豪華客船の乗客用の朝食にも選ばれる確かな味。

1865年創業の老舗魚屋・桝新商店。

門外不出の秘伝のタレで仕込む醤油干しは、鯖・アジ・イワシなどさまざま。

みりんや砂糖は使わず、こだわりの「醤油ダレ」と「干し時間」で魚の旨みを最大限に引き出します。

 

醤油干しに適しているのは、脂の乗った魚。

身が淡白な魚だと醤油が勝ってしまうため、仕入れの段階で厳しく見極めます。

仕入れの際は魚を割って中まで確認し、

鮮度・脂のり・サイズ感すべてに納得できたものだけを、桝谷さん自身の目で選び抜きます。

使用するのは、魚を丸々一尾。

切り身で冷凍された魚は、皮が剥がれて空気に触れやすく、

色や解凍の仕上がりに影響が出るため使いません。

人の手で丁寧に捌くことも、味を守るための大切な工程です。

 

醤油干しを美味しく焼くコツは、

フライパンにアルミホイルを敷いて焼くこと。

糖分が入っていないため焦げにくく、

皮目は香ばしく、身はふっくらと仕上がります。

家庭でも失敗しにくいのは嬉しいポイントです。

 

味には一切の妥協なし。

でも秘伝のタレの話だけは、今日もお口にチャック。

150年以上受け継がれてきた老舗の味の重みと、

桝谷さんのお茶目な人柄。

守り続けてきた味と、人のあたたかさが、桝新商店の魅力です。